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経費分類

個人事業主の勘定科目一覧|用途から経費の科目を選ぶ早見表

コピー用紙、デザインツールの利用料、自宅の回線代。経費を入力しようとして、どれも「何費にすればいい?」と止まることはありませんか。

勘定科目は、取引を種類ごとにまとめる分類名です。まず仕事に必要な支出かを確かめ、支払いの中身から科目の候補を選びます。このページでは個人事業主の経費を中心に一覧で見渡し、用途・選んだ理由・資料の所在まで記録する例を紹介します。

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記事内の金額・利用割合は説明のための例です。

科目選びの前に、仕事の支出かを確かめる

「消耗品費」と入力しても、私生活の買い物が事業の経費になるわけではありません。必要経費は、収入を得るために直接かかった費用や、その年の業務上の費用です。何を、どの仕事に使ったのかを先に書きましょう。

仕事と私用の両方に使う費用は、取引の記録などから仕事に必要な部分を明らかに分けられる場合、その分が経費の対象になります。仕事用の用紙と私用品を一緒に買った場合は、まず品目ごとの負担額を分けます。

科目と、経費にする時期も別の判断です。カードの引き落とし日や支払日だけで決めず、採用している会計処理に従います。年払いの利用料や長く使う機材は、期間や固定資産の扱いも調べてから記録します。

根拠・確認先:国税庁|No.2210 必要経費の知識

個人事業主の経費科目を用途から探す

下の一覧は、支出から科目の候補を探すための早見表です。国税庁が商品ごとに指定した唯一の正解ではありません。会計ソフトの科目説明、これまでの同じ用途の記録、税理士と決めた方針も見比べて選びます。

たとえば文具店のレシートでも、仕事用の用紙なら消耗品費、販売する商品なら仕入れの検討が必要です。店名より、買ったものと用途を手がかりにしてください。

経費の科目候補と、決める前に見ること(業種・契約によって異なる運用例)
支出の例科目の候補選ぶ前に見ること
仕事用の用紙・文具消耗品費販売用の商品や、長く使う資産と分ける
電話・インターネット回線通信費私用共用なら事業分と割合の根拠
SaaSの月額利用料通信費・支払手数料など契約内容と同じ性質の利用料の分類
顧客先へ行く電車・宿泊旅費交通費仕事の訪問先・目的と私用旅行の混在
業務の参考書・専門誌新聞図書費その仕事に必要な内容か
集客用の広告・チラシ広告宣伝費自分の事業の広告か、受注制作の原価か
取引先との会食・贈答接待交際費など相手・目的・仕事との関係。自分の普段の食事を含めない
制作を委託した代金外注工賃など請負などの契約内容。雇用による給与と分ける
振込・決済の手数料支払手数料手数料と本体の支出を二重に数えない
事務所の家賃地代家賃自宅共用の事業分・契約相手との関係
事務所の電気・水道水道光熱費私用共用なら分け方の根拠
事業税・事業用資産の固定資産税租税公課所得税・住民税は経費にならない。固定資産税は事業分のみ
事業用設備の保険料損害保険料業務上の補償か、私用や翌年分が含まれるか
設備の修理修繕費など資産の価値を高める支出との区別
商品の梱包・発送荷造運賃など送った内容と送料の用途
従業員の給与・職場の福利厚生給料賃金・福利厚生費雇用・支出内容。本人の生活費や家族への給与は別の確認が必要
事業の借入金の利息利子割引料借入金の元本返済と利息を分ける
PCなどの資産の年間償却額減価償却費購入額そのものではなく、計算したその年の償却費
売掛金が回収できない場合貸倒金回収不能の事実・要件を確認。未回収だけで計上しない
ほかに適切な科目がない少額の業務費用雑費用途が分かる支出に使う。用途不明の一時置き場にしない

根拠・確認先:国税庁|個人で事業を行っている方の記帳・帳簿等の保存 / 国税庁|No.2210 必要経費の知識 / 国税庁|No.2100 減価償却のあらまし

3件の支出に、選んだ理由と資料の所在を残す

以下は2026年9月の架空例です。税込経理で記録する前提とし、用紙と月額ツールは仕事専用、回線は利用記録から仕事70%と区分できたと仮定します。70%を全員に勧める例ではありません。

科目だけでなく、選んだ理由と元資料の場所を一緒に残すと、月末に用途を調べ直さずに済みます。摘要は取引の内容や理由を書く欄のことです。帳簿の摘要欄や表計算の用途欄へ、仕事との関係を短く書いてください。

無料管理表の記入例と共通の3件(架空・税込経理)
支出・科目金額と事業分用途・選択理由元資料の所在
9/18 A文具店のコピー用紙/消耗品費1,100円×100%=1,100円顧客への提案資料用。同じ文具代と分類を統一紙:2026年9月封筒/E001
9/20 デザインツールの9月利用料/通信費3,000円×100%=3,000円顧客向け販促物の制作。同様の月額利用料に合わせる電子:2026/09/E002.pdf
9/25 サンプル通信の9月回線料/通信費10,000円×70%=7,000円顧客との連絡。利用記録から事業分を区分できる前提電子:2026/09/E003.pdf

根拠・確認先:国税庁|No.2210 必要経費の知識 / 国税庁|所得税基本通達45-1・45-2 家事関連費

科目が決まらない・前年と変わるときは理由を分けて残す

用途は分かるのに科目だけ迷う場合は、候補と理由をメモし、同じ用途の過去の記録や科目説明を比べます。用途そのものが不明なら、注文履歴や予定表を調べる作業が先です。確認待ちとして確定分から分け、雑費に入れて終わらせないようにします。

前年と科目を変える場合は「契約内容が変わった」「同じ利用料の分類をそろえた」など、変更前後と理由を残します。単に気分で毎年変えるのではなく、同じ性質の支出を同じ方針で扱えるかを見直しましょう。過去の帳簿訂正や申告への影響が分からなければ、税理士等へ相談してください。

PCや機材は、科目を消耗品費にすれば購入額をすべてその年の経費にできるとは限りません。取得日・取得価額・使い始めた日・申告区分をそろえ、固定資産と少額資産の扱いを別に確かめます。

根拠・確認先:国税庁|No.2100 減価償却のあらまし

決めた科目を日々の記録へ移す

1件の科目が決まったら、日付・支払先・内容・金額・用途を帳簿や管理表へ移し、元資料からその記録を探せるようにします。すでに使っている帳簿があれば、その記録に選択理由を添えれば十分です。

新しく表を作るなら、無料管理表の空欄シートへ自分の1件を入れてみましょう。科目の候補、事業分、追加確認、資料の所在を同じ行に残せます。月末には元資料と1件ずつ照合し、漏れ・重複・分類のばらつきを見直します。

根拠・確認先:国税庁|個人で事業を行っている方の記帳・帳簿等の保存

よくある質問

迷う支出はすべて雑費にしてよいですか?

まず用途と支払いの中身を調べます。雑費は、ほかに適切な科目がない業務費用をまとめる候補です。用途不明の支出は確認待ちに分け、経費にしてよいかを先に確かめてください。

同じ買い物なら、誰でも同じ科目になりますか?

用途や業種、使っている帳簿の科目によって候補は変わります。自分の同じ性質の支出と分類をそろえ、選んだ理由を残しましょう。科目名が同じでも、経費にする条件まで同じとは限りません。

この一覧だけで申告用の帳簿を作れますか?

この一覧は経費の科目候補が中心です。売上、現金・預金、資産・負債などの全科目や仕訳は扱っていません。申告方法に応じた帳簿を用意し、経費の記録をそこへつないでください。

参照した一次情報

制度は内容確認日時点の情報です。適用する年・契約・申告条件によって扱いが異なります。具体例は説明用の架空例です。

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